Q1.価格を抑えたいなら？

A．一般的に建売住宅！注文住宅でも価格を抑える方法もある！

一般的に住宅市場では、注文住宅より建売住宅の方が安い傾向があります。実際に“2020年度フラット35利用者調査”では建売住宅の全国平均価格が3495万円、注文住宅の全国平均は4397万円と約900万円もの差があります。

建売住宅の場合、間取りや仕様を規格化することにより低価格が実現しています。一方の注文住宅ではこだわりたいところにはお金をかけて、いらないところは徹底的にカットをすれば無駄なところにお金をかけなくても済むでしょう。また、大手ハウスメーカーですとなじみがあるので信用しやすいという側面、広告費が住宅に組み込まれてしまうので、どの建設会社にするかは有名だからではなく、実績などもチェックした上で検討することで、費用を抑えながら理想の住まい造りができるでしょう。

Q2.入居まで期間はどのくらい違う？

A．建売住宅の場合、完成から１カ月程度。注文住宅の場合、一般的に8～18カ月。

建売住宅ですと、不動産契約→住宅ローン本審査と契約→物件の立ち合い→引き渡しが大まかな流れになります。 注文住宅の場合、土地探しから始まり、建設会社探しや資金計画や間取り決め、本契約と住宅ローン審査をし、建築工事・竣工となります。

注文住宅で難航するのが意外にも土地探しです。100％条件に合う理想の土地を探すのは難しいでしょう。建設会社に土地も探してもらうことで、希望通りの家を建てられる土地を探してもらえて、スムーズに家造りが進むでしょう。

Q3.間取りや設備にこだわりたいなら？

A．断然注文住宅！

内装も外装も、間取りも建て材なども全て自由に相談できる注文住宅と違い、建売住宅の場合、万人が使いやすい家を造っているので、こだわりがある方は建売住宅で理想の家探しは難しいでしょう。

注文住宅の場合でも、建設会社によっては扱える素材や設備が限られている会社もあるので注意が必要です。せっかく、注文住宅で建てるなら制限のない建設会社を選ぶことをおすすめします。

Q4.仕上がりはイメージできる？

A．実は注文住宅がイメージしやすい。

建売住宅は、完成していれば見学ができ、陽当たりなども自分の目で確認することが可能です。しかし、最近は完成物件が少なくなってきているので、未完成のまま購入を決めなければならないケースが多くなってきています。未完成物件の場合、近くの同仕様の物件を見学しイメージすることになります。全く同じ間取りでもない限り、生活のイメージまですることは難しいでしょう。

一方で注文住宅の場合、仕上がりは完成するまで見ることができないが、完成時をシミュレーションで確認することもできます。家具の配置などもイメージしてから配線なども決めていくため、完成前から生活のイメージもしやすいでしょう。

いかがでしたでしょうか。 100％自分の理想の住まいの実現は難しいかもしれませんが、家は一生に一度の人生最大のお買い物です。こだわるところと妥協すべきところを見極めて、ご家族のご要望に優先順位を付け注文住宅と建売住宅、どちらを選ぶか考えていきましょう。