ブログ ブログ

物件の販売価格では、家は買えない!?購入時にかかるお金を解説!

2022/05/11
物件の販売価格では、家は買えない!?購入時にかかるお金を解説!

家を買うときは、物件価格以外にもかかる費用がたくさんあります。諸費用のひとつひとつは物件の価格より低いですが、合計すると結構な額になってくるので注意が必要です。

では、実際にどのようなお金がかかってくるのでしょうか。しっかり理解した上でマイホーム探しを始めていきましょう!

購入時にかかる費用

 

  • 手付金

手付金とは、売買契約を結ぶときに売主に支払うお金です。上限金額は購入価格の20%と決められていますが、通常は住宅価格の5~10%程度です。

 

  • 印紙税

印紙税とは「不動産売買契約」や「金銭消費貸借契約(住宅ローン)」を交わす際にかかる税金です。1000万円超5000万円以下の住宅を購入する場合、売買契約を交わすときの印紙代は軽減措置の対象となるので、印紙代は1万円です。住宅ローンを借りるときの金銭消費貸借契約には、軽減措置がないので印紙代は2万円となります。

 

  • 登録免許税

登録免許税とは、土地や建物などの不動産の所有権を移転する際や、住宅ローンの抵当権を設定するときなどの登記する際にかかる税金です。登録免許税の費用は、不動産評価額から算出され、軽減措置も適用されます。

 

  • 司法書士報酬

不動産購入時に必要な登記手続きは、司法書士に依頼するのが一般的です。司法書士に支払う報酬は司法書士事務所に変動しますが、相場は10万円程度と言われています。

 

  • ローン保証料と融資手数料

ローン保証料とは、保証人を保証会社に依頼する際にかかる費用です。物件価格の2%が相場です。                  融資手数料とは、住宅ローンを借りる際に金融機関に対して支払う手数料のことです。融資額×2.2%が一般的となっています。

 

  • 仲介手数料

仲介手数料は、購入した不動産会社に支払う成功報酬です。仲介手数料は、宅地建物取引業法によって上限額が定められています。不動産の売買価格が400万円を超えた場合は、物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税となります。これはあくまで上限額であり、不動産会社は限度額内であれば自由に仲介手数料を設定できます。また、購入する不動産会社が売主であれば、仲介手数料はかかりません。

 

  • 火災保険料

住宅ローンを契約する際は火災保険の加入が必要になります。建物の構造や所在地、補償内容などによって価格にかなり差があります。また支払い方も月払いや年払い、一括払いなどさまざまです。

 

  • 地鎮祭費用

注文住宅で家を建てる際にかかる費用です。地鎮祭とは、神主さんを呼び工事の安全を祈願する儀式です。神主さんへの謝礼(玉串料)に2~5万、資材のレンタル料や設営代に3~5万円、お供え物に5000~1万円になります。総額6~11万円ほどかかります。地鎮祭をやるかやらないかは自由で、あくまで施主の判断です。

最後に

諸費用の中には住宅ローンの中借入金に含むことができる費用もありますが、原則現金で用意する必要があります。

あくまで目安ですが、建売住宅の場合、住宅価格の5~10%、注文住宅の場合、土地購入代金と注文住宅の建築費用の合計金額の10~12%程度見積もっておくとよいでしょう。