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子ども部屋、いつから必要?年齢別子ども部屋の検討ポイントも詳しく解説!

2022/09/09
子ども部屋、いつから必要?年齢別子ども部屋の検討ポイントも詳しく解説!

「いつから子ども部屋をつくってあげたらいいのだろうか」というのは、お子様のいるご家庭にとって悩ましい問題ですよね。

今回は子ども部屋を与える理由やメリット、タイミングについてご紹介します。

子ども部屋はいつから必要?

結論から言うと、「〇〇歳までには子ども部屋を用意するべきだ」という決まりはありません。ご家庭によってタイミングは様々ですし、居住形態や兄弟の人数などにもよっても異なります。

友人のご家族が早くから子ども部屋を用意していたりすると焦りやすいものですが、まずは「子ども部屋を作る目的」を明確にすることが大切です。

 

子どもの年齢によってもその必要性は変わってきますので、年齢による違いをしっかりと理解した上でお子様に合ったタイミングを見つけてあげましょう。

年齢別子ども部屋の検討ポイント

・0歳~小学校入学前

 

欧米の赤ちゃんは早くから1人部屋が与えられています。

生後数ヶ月の赤ちゃんは、大人のベッドルームにベビーベッドを置いて同じ空間で寝ることもあるようですが、1歳くらいから自分の部屋を持たせて、夜もひとりで寝かせる家庭が多いです。

早くから子ども部屋を作る目的は2つあり、ひとつめは欧米の家庭では、子どもの自立心を伸ばすことを重視しているからです。赤ちゃんであっても1人の個人として扱います。

もうひとつは、欧米では夫婦の時間をとても大切にします。日本では子どもが生まれると川の字になって寝るパターンが多く見受けられますが、欧米では夫婦の寝室は一緒です。

日本には昔から「添い寝」の習慣があり、子どももまだまだ甘えたい盛りです。そのため小学校入学前から子ども部屋を用意するというのは少数派です。

しかし、小さい頃から自立心を養ってほしいという方は、子ども部屋にベビーモニターを設置するなどして何かあったらすぐに対応できるようにしておきましょう。

 

・小学校低学年

 

タイミングとして「小学校に入学したら」という理由で子ども部屋を作ることを検討するご家庭が多いです。

幼稚園や保育園の頃より、身の回りの持ち物や勉強道具なども増えてきますし、学習机を購入する場合置き場所は必然的にリビングか子ども部屋になるでしょう。

また小学校低学年の子どもは、自分でできることも増えて自立心が高まる時期でもあります。「自分でやってみたい」といった主張も増えてくるので、そういったお子様の成長過程に合わせて子ども部屋を用意してあげることにより、上手に子どもの自立心を尊重してあげることができます。

しかし、まだまだ幼い時期なので、「ゲームはリビングでやる」などと部屋を使うときのルールを決めてサポートしてあげましょう。

 

・小学校高学年

 

小学校高学年あたりになると、自分の部屋を欲しがる子どもも出てきます。思春期を迎える時期でもあり、親には言えない秘密を抱えてたり、お友達を呼んで遊んだりなどプライベートな空間が欲しくなってきます。親と適度な距離を保てないと、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

そういった心の成長という観点からも子ども部屋の必要性は高くなっていき、お子様のプライバシーを尊重してひとりになれる空間を作ってあげることも大切です。

子ども部屋を与えるメリット

・子どもがひとりになれる時間が持てる

 

子どもであっても、プライバシーや秘密は守られる必要があります。一人でじっくり考え事をしたり、好きなことに没頭したりする時間も大切です。また、子どもだけではなく親のプライバシーの確保にもつながります。子どもから離れてリフレッシュしたり、プライバシーを大切にした時間を持てるでしょう。

 

・子どもの自立心を養うことができる

 

子どもに自分専用の部屋を与えることで、自立心が養われます。子ども部屋があると、必然的に親と子どもの間にある程度の距離が生まれます。いつも親がやっていてくれたことも、子ども自身が身の回りのことを自分で行うという習慣が身につきます。学校の準備や整理整頓をするようになるなど、子ども部屋は自立心を育むきっかけになります。

子ども部屋を与えるデメリット

・親の管理が行き届かない

 

子どもが自分の部屋にこもってしまって何をしているのか把握できなくなってしまったり、一緒にいる時間が減って子どもの悩みに気付けなかったりしてしまうことが考えられます。

子どもの行動を制限しづらくなるので、放っておくとゲームやスマホに没頭しているなど生活や学習面に支障が出てしまう可能性もあるでしょう。

まとめ

いつ子どもに自室を与えるかは、親の考え方によって変わってきますし、居住形態によって希望通りにしてあげられない場合もあります。

部屋を与えてしまうことで、家族のコミュニケーションが減ってしまったりデジタル依存になってしまうなどの心配もあると思います。

子どもの性格や教育方針などに合わせてしっかりと話し合うことが大切です。

子どもに自室を与えたなら、干渉のしすぎもよくありません。親がすべて片付けてあげたりするのではなく、ある程度見守ることも大切です。

親子でよく話し合いルールなどを決め、親子のコミュニケーションが疎かにならないようにしましょう。