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土地の価格はどうやって決まっているの?

2022/06/15
土地の価格はどうやって決まっているの?

不動産を売却する際、どのような基準で価格が決められているかご存じですか?

不動産には”定価”がなく、価格の判断が難しいです。

土地の売却で損をしないためにも、まずは売却相場を適切に把握することが大切です。

今回は、土地の価格がどのようにして決められているのか、その基準をひとつずつ解説していきます。

土地価格の決め方は4つある?

土地の価格は一般的に【一物四価】と言われ、ひとつの土地でも目的に応じて、4つの異なる評価額が存在しています。それぞれの意味をみていきましょう。

 

  1. 実勢価格

 

実勢価格とは、実際に取引される価格のことです。売り手側や買い手側にそれぞれ希望価格がありますが、最終的に取引が行われた金額が実勢価格となります。

土地の価格には相場がありますが、実際の売買ではその土地の特徴などにより、実勢価格は相場より高くなることも低くなることもあります。

過去に取引が行われた実勢価格は、国土交通省が公表している【土地総合情報システム】のWEBサイトで確認することができます。

 

  1. 公示地価

 

公示地価とは、国土交通省が発表する「標準地」のことです。

全国で選定された標準値(約2万6000地点)について、毎年1月1日時点を基準日として不動産鑑定士等が適正価格を調査し、土地鑑定委員会が判定し3月下旬に公示します。

公示地価は一般の土地取引価格の指標となり、公共用地の取引価格の算定基準ともなっています。

標準地や基準地の価格は、国土交通省が公表している【土地総合情報システム】のWEBサイトで確認することができます。

 

  1. 相続税路線価

 

土地の相続や贈与税の課税標準額を決めるための指標となる価格で、毎年1月1日における主要な道路に面した1㎡あたりの土地価格が7月に国税庁から公表されます。一般的に実勢価格の約8割程度を指していると言われています。

 

  1. 固定資産税路線価

 

固定資産税路線価とは、土地の固定資産税評価額を求めるために用いる土地単価です。

市町村によって定められ、原則3年に1回のペースで見直されています。

固定資産税路線価は、一般的に実勢価格の約7割程度の評価とされています。

 

相続税路線価と固定資産税路線価は、国税庁のホームページにある【路線価図】で財産評価基準を確認することができます。

評価額が売買価格になるの?

上記で紹介してきた項目は一定の定められた基準で評価額を算出します。

評価額はそれぞれの算出方法があるものの、ひとつの参考と考えておくことが大切です。

 

一方、売買価格は市場の需要と供給を加味した価格になります。

価格に影響する要素はエリアや広さ、向きや形、接道などたくさんあります。

「実際にいくらで売れるのか」を一般の人が判断するのは難しいので、ある程度地価を把握したうえで不動産会社に相談しましょう。

 

アオイ建設は売却のご相談も承っております。

お気軽にお問い合わせください。

 

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