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注文住宅の相場と費用内訳~家計を圧迫させない幸せな暮らし~

2022/05/30
注文住宅の相場と費用内訳~家計を圧迫させない幸せな暮らし~

✔「家を建てたいけれど、予算の決め方が分からない」 

✔「自分の年収だと、どのくらいの予算が適切?」 

✔「注文住宅は何にどのくらいの費用がかかるの?」 

 

注文住宅をお考えの方からよくそのような疑問を耳にします。 

注文住宅はこだわりや希望が実現できるところが魅力ですが、理想を全部実現しようとすると予算が決められなくなってしまいます。 

理想の注文住宅を建てるには、住宅にかかる費用を理解してあらかじめ予算を決めておくことが大切です。 

今回は、費用相場と内訳について解説していきます。 

目安を知っておこう!

予算の決め方として、まずは全体の予算の平均、年収別の予算の目安を知っておくと安心です。 

国土交通省が発表した「令和2年度 住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅の全国平均は建設費が3,168万円、土地購入資金が1,545万円で、住宅の建築にあたって土地を購入した世帯について、建設費と土地購入費を合わせた購入資金の総額の全国平均は4,606万円となっています。 

 

注文住宅の購入予算は一般的に、建築費と土地取得費を合わせて年収の5~6倍が目安と言われています。 

年収が400万円なら2,000~2,400万円、年収600万円なら3,000~3,600万円、年収800万円なら4,000~4,800万円くらいの範囲で考えておくと安心です。 

 

上記はあくまで目安であって、自己資金やマイカーローンの有無、家族構成、保険額など家庭によって毎月の返済額は異なるため、年収だけで購入金額を決めてはいけないことを注意してください。 

注文住宅の費用内訳

注文住宅の建築に必要な費用は、大きく3種類に分けられます。 

 

【土地購入費用】 

 

・土地代…土地購入費用。売買契約を交わしたときに手付金として、総額の5~10%を支払うので、自己資金を用意する必要がある。 

 

・不動産会社への仲介手数料…不動産仲介業者を通して購入した場合に発生(売買価格の3%+6万円+消費税が上限)。 

 

・土地改良費…地盤が弱い土地のみかかる場合がある。相場は工法により異なるが、坪1~6万円程度。 

 

・登記費用…不動産の所有権を明確にするための手続き。不動産価格により税率も異なる。また司法書士に登記を依頼する場合は報酬も必要。 

 

・印紙代…売買契約書に添付する収入証紙税。1~6万円程度が相場。 

 

例えば1500万円の販売価格の土地を購入する場合、仲介手数料が55万円、印紙代1万円、登記費用15万円、司法書士報酬5万円で総額約1580万円程度は少なくとも見積もっておく必要があります。 

 

【住宅建築費用】 

 

・本体工事費用…建物そのものを建てるためにかかる費用。総費用の7割程度が相場。 

 

・別途工事費用…建物以外の工事にかかる費用。総費用の2割が相場。 

 

【住宅購入にかかる諸費用】 

 

諸費用は本体工事費用や別途工事費用に含まれない細かな部分ですが、総費用の1割程度かかるとされています。 

土地の購入や建築費用は住宅ローンを組める一方で、諸費用は現金で支払うのが一般的です。 

 

諸費用には主に下記のような項目があります。 

・登記費用 

・住宅ローン手数料 

・各種保険料 

・各種税金 

・地鎮祭や上棟式費用 

 

例えば建物代3,000万円で予算を考えている場合は、本体工事費用に2100万円、別途工事費用に600万円、諸費用に300万円程度だと考えておくと良いでしょう。 

まとめ

マイホームの予算は、住宅ローンだけでなく自己資金もある程度必要になってきます。 

希望を全部詰め込みすぎて、その後の生活が苦しくなってしまったら元も子もありません。 

家族の世帯年収や毎月の出費額をしっかり把握した上で、予算を決めて幸せなマイホームを建ててください。