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在来工法とは?ツーバイフォー工法との違いについても徹底比較!

2022/05/17
在来工法とは?ツーバイフォー工法との違いについても徹底比較!

日本の戸建住宅の約85%が木造住宅だと言われています。

木造住宅の工法にもさまざまな種類がありますが、今回は木造住宅の中でも約7割の割合を占めている在来工法について詳しく解説していきます。

 

在来工法の特徴

在来工法は「昔から日本にあった伝統工法」を時代の変化とともに改良し、簡略化・発展させてきた建築方法です。「木造軸組工法」とも呼ばれ、柱と梁、枠組みを組んで構成し、そこに壁や床を取り付けていくという方法で建築していきます。

在来工法は多くの建築会社が採用しており、新築住宅で使われる工法として最も高いシェアを誇ります。

ツーバイフォー工法の特徴

在来工法と比較されることの多い工法がツーバイフォー(2×4)工法です。「枠組壁工法」とも呼ばれ、北米で生まれ、その後アメリカ全土に普及しました。

2×4インチや2×6インチの木材に構造用合板を張り付け、工場で1枚のパネルに加工してから現場へ運び、パーツを組み立てていきます。

在来工法より短期間で建築が可能で、品質が一定に保たれやすいのが特徴です。しかし、取り扱っている建築会社が少なく、リフォーム時などに対応できる業者探しが大変です。

また、ツーバイフォー工法は高気密・高断熱である反面、結露しやすくカビの原因になってしまうこともあるので、きちんとした換気計画が必要です。

在来工法のメリット・デメリットを詳しく解説!

【メリット】

 

◇高温多湿な日本の気候に適した工法

日本の気候の特徴は、周囲が海に囲まれているため雨が多く、気温も湿度も高い高温多湿なことです。在来工法は開口部を大きく取れるため開放的な間取りが可能で、通気性のいい住宅が実現できます。

 

◇間取りや構造の自由度が高く、後々のリノベーションも簡易にできる

柱と梁で枠を作り、後から壁を配置するため、間取りを自由にアレンジすることができます。壁を取り払うなども可能で、増改築を伴う大規模なリフォームにも柔軟に対応できます。

 

◇施工業者が多いゆえに選択肢も増える

在来工法は、日本で古くから作られてきた伝統的な工法なので、対応できる業者や職人がたくさんいます。そのため信頼できる業者を探すのも簡易です。リフォームが必要になったときに、新築時と違う業者に依頼することもできるので、予算や希望に合わせて幅広い業者の中から選ぶことができます。

 

【デメリット】

 

◇ツーバイフォー工法に比べ施工期間が長い

在来工法は一から設計し施工開始となります。施主の希望を取り入れながら自由な設計と施工をするため、工期が長くなるケースもあります。一方ツーバイフォー工法の場合、工場で組んだパネルを現場で固定していくという作業がシステム化されているため、工期は比較的短く済みます。

 

◇職人によって仕上がりにバラつきがある

建築作業のほとんどを現場で行うため、職人の経験や技量によって差が出ることもあります。腕のいい職人を探すのであれば、建築事務所や地元の工務店がおすすめです。

外注している専門業者の手配、管理を行い、建築工事全体を管理し責任を担っているので、信頼度も高いと言えるでしょう。

 

最後に

今回は、日本国内で最も需要のある木造住宅の代表的な工法の「在来工法」のメリット・デメリットを解説していきました。

在来工法は、建築基準法が改正された2000年以降耐震性が強化され、より良いものにバージョンアップしています。

ただし、依頼する職人の技術が非常に重要で、どれだけ家を建ててきたか経験が大切です。

 

アオイ建設は地元に根付いて50年、培って来た経験やノウハウを最大限に生かし、土地の形状や街並み、風土に合ったご提案が可能です。

在来工法で建築をお考えでしたら、ぜひアオイ建設にお任せください!