子育てグリーン住宅支援事業では、新築の場合、以下の2パターンの住宅取得が補助金の対象となります。

• 【全ての世帯が対象】：GX志向型住宅の新築 GX志向型住宅は、太陽光発電システムの導入や高断熱化などにより、大幅な省エネを実現した住宅です。
• 【子育て世帯・若者夫婦世帯】：長期優良住宅、ZEH水準住宅 長期優良住宅とは、耐震性・耐久性・省エネ性能など、さまざまな基準を満たし、長く安心して暮らし続けられることを目指した住宅です。ZEH水準住宅とは、断熱性能等級5と一次エネルギー消費量等級6を満たす、省エネルギー性の高い住宅です。

各用語の補足

・子育て世帯等：18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)もしくは、夫婦いずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)

・GX志向型住宅：高い省エネ性能と再生可能エネルギーの活用を促進することを目的とした住宅

・建替前住宅等の除却：新築にあたって、建替前に居住していた住宅などの除却する場合

GX志向型住宅は、従来のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)をさらに進化させた、非常に高い省エネ性能が求められる住宅です。具体的にどのような住宅性能が求められているのか、詳しく解説します。

・ZEHとの違い：ZEHは、年間の一次エネルギー消費量をゼロにすることを目指しますが、GX志向型住宅はさらにその上をいく、より高い省エネ性能が求められます。

・GX(グリーントラストフォーメーション)：GXとは、経済社会システム全体を脱炭素化し、より持続可能な社会へと転換していくことを意味します。GX志向型住宅は、このGXの考え方を住宅に具体的に落とし込んだものです。

【GX志向型住宅の要件】

子育てグリーン住宅支援事業の制度、最大の補助額160万円/戸の対象となるには、以下の要件を全て適合するGX志向型住宅でなければなりません。

・断熱性能等級6以上

・再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35％以上」

・再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100％以上」

【対象期間】

この事業の対象期間は、2024年11月22日から2025年12月31日までとされています。

しかし、補助金申請受付は申請額が予算に達すると期限前でも打ち切られてしまうので注意が必要です。

※2024年11月22日以降に対象工事(新築：基礎工事より後の工程の工事)に着手したもの

【申請方法】

子育てグリーン住宅支援事業の補助金申請は、子育てエコホーム支援事業と同様、建築を行う事業者を通じて申請を行う形式となります。

申請開始時期や申請窓口（公式補助金サイト）は、正式に制度が発足し準備が整い次第公開される予定です。

2024年度に実施されていた「子育てエコホーム支援事業」と比較して、2025年度の「子育てグリーン住宅支援事業」では、以下の点が大きく変わりました。

・対象世帯の拡大：子育て世帯や若者夫婦だけでなく、全ての世帯が対象となり、より多くの方が利用できるようになりました。

・補助金額の増額：GX志向型住宅の新築に対しては、最大160万円と大幅な増額が実現しました。

・住宅性能の基準：GX志向型住宅という、より高い省エネ性能が求められる住宅が新たに設定されました。

・対象となる立地条件：災害リスクの高い地域での新築は原則対象外となりました。

ここまで新築住宅の購入者を対象にご説明してきましたが、この他にもリフォームでは最大60万円の補助が予定されております。

新築住宅の購入を検討されている方や、既存住宅のリフォームを検討されている方はぜひアオイ建設にご相談ください。